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香港

2018/05/01 10:17
クイーンエリザベス2世Cの結果


29日、香港のシャティン競馬場で行われた芝2000mのG1クイーンエリザベス2世Cは、K.マカヴォイ騎手の急病によって急遽W.ビュイック騎手に乗り替わりが手となったPakistan Star(パキスタンスター)が3番手追走から直線で抜け出して優勝。昨年、僅差の2着に泣いたレースで初のG1制覇を果たした。

日本からアルアインとダンビュライトが参戦した今年のクイーンエリザベス2世C。国内でも馬券が発売され、人気は前走の香港ダービーを制したPing Hai Star(ピンハイスター)が単勝2.7倍の1番人気に。昨年の香港Cを勝ったTime Warp(タイムワープ)が2.8倍で2番人気となり、アルアインとダンビュライトが3、4番人気で続いた。

レースは、各馬がほぼ揃ったスタートを切り、その中から予想通りにタイムワープが先手を主張するが、内のダンビュライトも譲らず、2頭が並んで1周目のゴール前を通過。1コーナーに差しかかったところでダンビュライトがタイムワープを先に行かせて2番手にポジションを下げた。そして、もう1頭の日本馬アルアインは、これまで追い込む競馬が続いていたパキスタンスターと並んで3番手を追走。その後ろにEagle Way(イーグルウェイ)、Dinozzo(ディノーゾ)が続き、ピンハイスターは後方2番手からの競馬に。Gold Mount(ゴールドマウント)が最後方につけた。

向こう正面に入ると各馬の間隔が縮まり、タイムワープのリードは半馬身ほどに。しかし、各馬のポジションに変わりはなく、一団となって3コーナーに入る。すると、残り800mを切ったあたりからダンビュライトが動き始めてタイムワープの外へ。アルアインも外からポジションを3番手に上げて4コーナーをカーブした。

直線に入ってもタイムワープとダンビュライトの先頭争いが続いたが、残り300m地点で2頭の間を割って伸びたパキスタンスターが先頭に立ち、あっという間にリードを広げる。一方、その後方では内を突いたゴールドマウントとイーグルウェイ、さらには大外から伸びてきたピンハイスターがパキスタンスターを追うが、その差は一向に縮まらない。結局、最後まで後続を寄せ付けなかったパキスタンスターが、2着に3馬身差をつけてゴール。7番人気のゴールドマウントが2着、6番人気のイーグルウェイが3着に入る波乱の結果になり、1番人気のピンハイスター、2番人気のタイムワープはそれぞれ4着、8着に敗れた。

勝ったパキスタンスターは、父Shamardal、母Nina Celebre(母の父Peintre Celebre)という血統の5歳セン馬。地元香港では非常に人気のある馬で、昨シーズンの香港ダービーやこのレースでも2着に健闘していたが、その後のレースで競走中に走ることを止めてしまったため、出走停止処分が下っていた。ようやく今年2月になって復帰を果たしたものの、近3走はいずれも4着止まり。前走では再びレース中に止まりかける場面があったため、今回は調教再審査を経ての出走だった。通算成績は15戦4勝。

クイーンエリザベス2世C(G1)
香港/シャティン競馬場・芝2000m
1着Pakistan Star(パキスタンスター)
2着Gold Mount(ゴールドマウント)
3着Eagle Way(イーグルウェイ)